スタッフブログ

リネンと暮らす

リネンと暮らす

リネンって扱い方・お手入れの仕方がよくわからない・・・。
そんな方にもお伝えしたい、リネンの魅力を加えてお伝えします。

麻?リネン? 

リネンのエプロンをつくるんだ!と決めて約4年。
リネンの経年美化していく様子に愛情を持ちながら、まるで生きているように変化していくさまを皆さんと共有したいと思っています。

ただ、「麻」「リネン」など、なんとなくしかわからない・・・という方へも改めてご紹介。

麻とは、生地を織る糸の原料となる「繊維」のことを「麻」とよびます。

リネン

リネンとは麻素材の一種で、亜麻(フラックス)が原料となっています。亜麻の繊維を糸にし、加工したものがリネン生地です。現在、生産地としては多くはフランスやベルギーなどのヨーロッパ、そして中国など比較的涼しい地方で育てられています。それには理由として亜麻が一年草である、ということも理由としてあるのかもしれません。(例えば日本の環境だと冬越しができない・・・)。
調べてみると、日本でも栽培されていた時代もあるようなのですが合成繊維が広がり始めたころ生産量が激減したようです。そんな中でも生産を再開している地域が北海道にもあるようなのでぜひ訪れてみたいです。

リネンの特徴は?

リネンの特徴の中にも、イメージしていたものとイメージと異なるものと・・・。
一年を通じてたのしめるリネンを一緒に楽しみましょう。

丈夫で長持ち

亜麻のしっかりとした繊維はコシが強く耐久性にも優れています。同じ厚みのコットンと比べても耐久性があり、濡れるとさらに強さが増すことも特徴的です。

通気性(速乾性)・保温性に優れている

リネン繊維の構造として中が空洞(ストローのようなイメージ)になっています。
そのため繊維の中央部分に水が吸い上げられ素早く水分を発散することができるのです。

使うたびに肌になじむ

はじめはしっかりとした硬さでごわつきを感じることもあるリネン。
亜麻からできたリネンは使うほどくたっと柔らかく、独特のしなやかさを表現してくれます。

汚れがついても落ちやすい

繊維に含まれるペクチンには汚れを染みつきにくくする性質があり、表面で汚れを守ってくれています。
汚れても汚れが落ちやすく、さらには防臭効果もあります。

変化が美しい

独特ななめらかさと優雅な光沢感。使うほどに柔らかく、風合いが増します。

夏だけじゃない、冬も活躍

先ほどお伝えしたとおり、リネンの繊維は中が空洞で空気が含まれているため、寒い冬は体温で暖まった空気が体を暖かく包み込みます。汗ばむ季節には適度に水分を逃がし、サラッとした肌触りで過ごすことができます。通気性と保温をバランス良く保ち、イメージの強い夏だけでなく冬にも適した素材なのです。

永く愛用いただくために

自分で選択したものだから、手入れをしながら育んでいってほしい。
そんな想いを込めて。

お手入れについて

リネンの特徴として“色移り”があります。2~3回は単独で洗っていただくことをおすすめします。
おうちではほかの洗濯物と同じように洗っていただいてもよいのですが、お伝えしたいのは「永く愛用いただくために」。ですので、わたしはおしゃれ着洗い洗剤(デリケート用)を愛用しています。
①軽くたたんで ②ネットに入れて ③洗濯機へ
脱水は控えめで。ぐるぐる脱水するとしわしわになりますし、速乾性があるのでそんなに脱水する必要がないのです。ぐるぐる脱水させると、もちろん痛みの原因にもなりますので、いくら「リネンって丈夫」という特徴があっても、できるかぎりこれからも永く一緒にいれるように脱水は短くしています。(10~15秒程度)
干すのは日陰に。お色を保つことができますよ。

さいごに

情報がたくさんあふれる中できっと経験されることが一番だと思います。
これからも情報もみなさんとシェアしながら、していただきながらリネンとの暮らしを楽しみたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

SHARE
シェアする

ブログ一覧

0